成功している大家さんの話を聞いてみた
まず、成功している大家さんをどのように定義するのか?
という問題はあります。
世の中でいう成功している大家さんとは、
・家賃収入だけで生活することができる。
・サラリーマンをアーリーリタイアする。
・専業大家になる。
ということをいうそうです。
この定義が
正解であるのか?
不正解であるのか?
ということは、個人の見解にお任せします。
さて、成功している大家さん(世の中の定義上)と言われている人たちの話を聞いてみました。
全員サラリーマンをアーリーリタイアされています。その代わり、専業大家として、つまり経営者として、日々経営されているというところが世の中では、認識されていないところではないかと思います。
共通点1
前職、現職の経験をフルに活かしている!
飲食をやられていた方の場合には、
飲食店の考え方として、
・ターゲットを決める。
・ターゲットの年収から支払うことができる金額を算出する。
・食器などに使える費用を算出する。
飲食店と不動産賃貸業との違いだけで、考え方はまったく変わらないということがいえます。
研究職の方の場合には、
・正確なデータを取る。
・データから考察する。
数字は、逃げることができないので、数字を大事にしています。リスクという言葉の使い方を理解していない人が多いという話がありました。リスクとは、まったく想定していないことであり、想定できることはリスクとは言わないという話でした。個人的に共感できたところです。
証券会社に勤められていた方の場合には、
・株式は波があるが、不動産はやり方がきちっと決まっている。
・時代は流れることを理解する。
・データを重視する。
・自分の思い込みをなくす。
株式と同様に、物件購入時にすべてのことを想定しておくことが重要で、こうなったら売却するということまで決めておくことが必要であるということでした。至極、まっとうな話であると感じました。
また、物件をキャッシュで購入するということでしたので、非常に堅実なやり方であるからこそ、生き残ることができていると感じました。
不動産会社をやられている方の場合には、
不動産業界にいる方なので、業界の状況を話していました。
不動産会社は、縦割りであるということです。売買、建売、仲介、管理など得意なものだけを行うのが、不動産会社であるということです。
つまり、知り合いの不動産会社の強みを理解した上で、不動産会社を選択しなければならないということです。
様々な話が出たわけですが、
印象に残ったことをお伝えしたいと思います。
1.事業を行なってはいけない人
・自分で判断できない人
・勉強しない人
・一瞬で儲けようと考える人
世の中には様々な事業がありますが、不動産賃貸業だけでなく、このような方は事業を行わないほうが良いと改めて感じました。
2.不動産賃貸業について
・思ったよりも、儲からない!
・押し売りされる商品は、良い商品ではない!
・不動産賃貸業は、入居者のためにやる事業であることを忘れてはいけない!
不動産賃貸業を行なっている方で、物件数を数多く所有されていると、毎月の賃料収入は高額になります。ただし、キャッシュフローを考えると、思った以上に手元にお金が残っていないことに気づくことになります。しっかり数字を見たことがない方は、早急に数字を確認しましょう!
世の中には、広告しなくても売れる商品があります。現在のわが国では、物があふれていますので、物が余っている状態です。物が余っている状態で物を売るには、広告や宣伝をすることが必要です。広告や宣伝で売れるものであれば、まだ良いかもしれません。ただ、押し売りしないと売れないということは、当然良い商品ではないということになるでしょう。
このように話を聞いていると、
本人たちが直接話したことと話していないことでも、共通点があるということに気づきます。
共通点2
自分で判断する。
自分で判断できるように、常に勉強し続ける。
共通点3
本質を見極め、テクニカルなことに走らない!
不動産賃貸業の方に限らず、他の事業をやられている方でも、考え方は同じであると考えます。
そして、最後に不動産賃貸業という事業であるということを忘れずに、やっていただければと考えおります。(自戒の意味も)
認知症大家対策アドバイザー
岡田文徳
参考:
賃貸住宅フェア2019 in 大阪
関西で活躍する家主の会代表が集結!
成功する大家の共通点
不動産投資という単語は間違っている?
https://dimetel.jp/2019/04/08/re0/
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