今は昔?コワーキングスペースにて

コロナウィルスが流行する前に、福岡に行ってきたときに、少し時間があったので、仕事をするために、コワーキングスペースを探して、行ってきました。

実際に使ったコワーキングスペースは、博多駅の近くにあるものです。仕事をするだけでなく、博多駅の近くにあるコワーキングスペースがどのようなものか確認する良い機会と考えました。

 

使った感想としては、東京にあるコワーキングスペースとほぼ変わりません。

500円/1時間

1,500円/1日

東京でコワーキングスペースを使う場合と比較すると、東京の場合よりも値段設定は安いと言えます。

使うことができる設備としては、東京の場合とほぼ変わりません。

Wifi

飲み放題のドリンク

1人で集中したい人のスペース

打ち合わせ用のスペース

会議室を借りる場合には、別料金を支払うことで、使うことができます。

 

 

コワーキングスペースで仕事を始める前に、フリードリンクを取りに行ったときに、割り込まれました。割り込まれたことに対して、特になんとも感じなかったのですが、割り込んだ人になんとも言えない怪しさを感じました。

割り込んだ人は、コワーキングスペースのスタッフではなく、会議室を借りている人でした。

 

ドリンクを飲みながら、コワーキングスペースで仕事をしていた時に、コワーキングスペースの奥にある会議室から声が聞こえてきました。会議室から声が聞こえてきて、大丈夫なのか?と思いました。聞く気がありませんが、筒抜けなので、聞こえてきてしまいますので、仕方ありません。

 

なぜ、聞こえてきたのか?

それは、あえて、ドアを開けていたからです。コワーキングスペースで仕事をしている人にとっては、大いに迷惑な行為なのですが、意図があったようです。

 

会議室で話していたことは、

不動産投資

でした。

不動産投資のセミナーをやっていたわけです。つまり、コワーキングスペースで仕事をしている人に、

あえて、聞かせて

興味ある人を集客しようとしていたわけです。

 

不動産賃貸経営に関するコンサルティングをやっている者としては、このセミナーの内容がどういうものであるのか?が気になりました。ちゃんとした内容であれば、問題ありません。

相手側が意図的にコワーキングスペースで仕事をしている人に聞かせているのであれば、こちらとしては、聞きたくなくても聞こえてきてしまうので、意図的にセミナーの内容を聞くことにしました。

 

セミナー講師もやっているので、セミナーのパターンは、だいたいわかっています。セミナーの最初だけ聞けば、セミナーの全容と主催者側の意図は概ね把握できます。

 

ここまでお読みいただいた方には、結論はお分かりでしょう。

ダメパターンのセミナーでした。

 

セミナーで話している人は、サラリーマン大家になりたての人です。サラリーマン大家が悪いとは思いません。ただ、セミナーの内容としては、こんな私でも不動産を購入することができましたという内容です。2棟目も購入することができました。みなさん、早く購入したほうがいいですよ!と言いたいようです。

行動しながら、学ぶことが重要ですとも言っていました。行動しながら、学ぶというフレーズは、間違いではありません。しかし、返済することができないほどの物件価格で購入したら、賃貸業の経営は、破綻します!

セミナーで話している人が考える行動=不動産の購入

ということとしか聞こえませんでした。

 

これは、一番危ないパターンです。

キャッシュフローの話は一切出ていません。もう使えない消費税還付の話もしています。手元に本当にお金が残っているのかが全くわかりませんでした。

不動産賃貸業における行動とは、

不動産を自分の目で確認する

不動産の購入価格を自分で算定する

賃料相場を自分で調査する

競合物件を自分で調査する

管理会社を自分で決める

賃貸仲介の会社に自分で営業に行く

など

あげればキリがありませんが、不動産を購入することがだけが行動するということを意味するわけではありません。不動産を購入することは、過程でしかないからです。

 

それでは、主催者側の意図は何か?

ここまでお読みいただいた方には、言わなくてもわかると思います。

セミナーの主催者側の意図は、不動産会社なので、不動産を購入してもらいたい!不動産を購入してもらいたいという意図は、悪いことではないと思いますが、明らかにダメな物件を購入させているだろうということが見えました。

自社で不動産を購入してくれた人にセミナーで話してもらい、セミナーに来た人にダメな物件を購入させるということです。

 

さて、一人目の話が終わると、ドアが閉められました。意図的にコワーキングスペースで仕事をしている人に聞かせていたことが明白です。

 

私がフリードリンクを取りに行ったときに、割り込んだ人はセミナーの主催者でした。そして、この人に対して感じた

なんとも言えない怪しさは、

正しい感覚でした。

セミナーの主催者もコワーキングスペースで仕事をしている人に、不動産賃貸経営に関するコンサルタントがいるとは思わなかったと思います。こちらとしては、良い勉強になりました。

 

認知症大家対策アドバイザー

岡田文徳

不動産投資という単語は間違っている?

https://dimetel.jp/2019/04/08/re0/

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