今年の夏も、秋田に行ってきました。

今年の夏も秋田に行ってきました。今年は、新型コロナウィルスの影響により、色々と注意するべきことが多い状況でした。細心の注意をはらって、行ってきました。

(1)飛行機の欠航

通常であれば、夏に出かけることになると、飛行機、新幹線、鉄道、レンタカー、宿泊先など予約することができないくらい大変な状況です。

今年は、新型コロナウィルスの影響により、

飛行機の予約

レンタカーの予約

宿泊先の予約

どの項目においても、スムーズに予約することができました。私にとっては、非常にありがたいことですが、経済的には、大丈夫なのだろうか?と懸念せざるをえません。

さて、

飛行機を予約したわけですが、

行きの便、帰りの便ともに、予約した便が

欠航になりました!

 

びっくりしました。さすがに、欠航になるとは思いませんでした。

 

・行きの便

行きの便は、朝一番の便を予約したわけですが、朝一番の便が欠航になったので、2番目の便に搭乗しました。

行きの便では、羽田空港から搭乗したわけですが、搭乗ゲート付近に

人が少ない!

 

搭乗するゲートを間違えたのではないか?と錯覚するくらいでした。

当然、搭乗便においては、満席ではありませんでした。

 

通常であれば、航空会社の人は殺気立っており、搭乗する人もイライラしている状態です。保安検査場を通るために、20分くらいかかる状態ですので、保安検査場を通る時のイライラがピークに達しているような状況です。

 

しかし、今年は、スムーズに通過することができました。保安検査場においても、まったく人が並んでおりません。

新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からソーシャルディスタンスをとらなければなりませんが、ソーシャルディスタンスを取る必要がないくらい人がいませんでした。(もちろん、マスク、手の消毒など対策は行なっています。)

 

さらに、空港の掲示板を確認すると、あらゆる場所に飛んでいるはずの便の50%以上が欠航です。

 

通常であれば、羽田空港は混雑しているので、10分ほど離陸するまでに時間がかかるところです。

しかし、今年は非常にスムーズでした。秋田空港に到着した時には、18分早く到着しましたので、羽田空港の混雑していた度合いがわかります。

 

・帰りの便

帰りの便は、最終便を予約したわけですが、最終便が欠航になったので、最終から2番目の便に搭乗しました。

秋田空港に到着した時、荷物を預けるカウンターに一切、人がいません。

また、通常であれば、秋田空港においても、保安検査場を通るために、10分くらいかかる状態です。

 

しかし、今年は、スムーズに通過することができました。保安検査場においても、ほとんど人が並んでおりません。

 

新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からソーシャルディスタンスを取る必要がないくらい距離を開けることができました。(もちろん、マスク、手の消毒など対策は行なっています。)

 

そして、空港のお土産売り場には、いたのは5人程度です。明らかに店員さんの方が多い状態でした。

 

 

(2)人が少ない

秋田に到着してから、レンタカーを借りて、物件調査を行いました。

街中でも車が少ない状態です。

昼ごはんを食べるために、お店を探すわけですが、閉店しているお店が続出です。なかなか回転しているお店が見つかりませんでした。回転しているお店は、ほとんどがチェーン店でした。

 

その中で、ラーメン屋さんを見つけたので、入りました。

お客さんは、2割程度です。

4人がけのテーブルに4人で座ることができるわけですが、透明のつい立てがおいてあります。話してはいけない感じでしたので、黙々とラーメンを食べるしかありませんでした。新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から仕方ないのかもしれません。

このような状態を考えると、飲食店は、場所に関わらず、経営が厳しい状態であると言えるでしょう。

 

 

(3)名物なのに人が寄らない

秋田の名物であるババヘラアイスというものがあります。以前、NHKのドキュメント72時間という番組でも取り上げられたものです。

ババヘラアイスは、夏の秋田の名物ですので、みんなが買って、食べるアイスです。道路脇、駐車場、施設の前などでお店を開いています。

 

通常であれば、ひっきりなしに買いに来るわけです。

しかし、今年は、買いに来る人が明らかに少ない状況です。お店を開くだけ赤字になるのではないか?と懸念するくらいです。

 

 

(4)施設に来る人が少ない

足となるものが、車になります。車を運転すると、疲れていないようでいて、思ったよりも疲れていることがあります。そのため、疲れていなくても、いつも休憩する場所があります。

道の駅 あきた港 (Google Mapより)

道の駅 あきた港は、道の駅という割には、大きな施設があります。

いつもポートタワーセリオンでご飯を食べます。

通常は、ビュッフェ形式になります。

 

しかし、今年は、ビュッフェ形式ではありませんでした。

新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からは、当然というべき対応と考えられます。

 

さて、道の駅 あきた港に行った時に大きな違和感がありました。駐車場はいつも通りというレベルで埋まっておりました。しかし、施設に入ると人が少ないという状態です。何が起きているのか?

それは、みんなが釣りをしていました。

釣りは、外で行うものですから、3密になることはありません。施設に来るのではなく、釣りをするために来ていたようです。

今年は、明らかに釣りをしている人が多い状態でした。

 

施設としては、売り上げが上がらない状態になりますので、経営としては厳しい状態になるかもしれません。

 

 

(5)能代市のメインとなる場所が変わってきた

いつも秋田市から能代市に行く時には、能代南ICでおりた後、7号線を北上し、101号線をさらに北上して行きます。

能代市内においては、101号線付近がメインと言われる場所です。周辺を物件調査しました。

 

売家、売地ばかりの状態でした。能代市内のメインの場所とは思えないくらい、活気がありません。さらに、新型コロナウィルスによって、拍車がかかったような状態です。売家、売地を買ったとしても、賃貸に貸し出せるような状況でありません。(写真を掲載すると、場所がわかってしまうので、避けています。)

 

街の活気を戻すような行政、国の施策を行わなければ、活気を取り戻すことは難しいのではないかと考えます。

もっと自然が豊かな山のほうであれば、コンセプトを作って、人を呼ぶことができそうです。新型コロナウィルスの影響により、輸入量が減少したことから、農業に興味を持つ人が増えています。

一方で、農業に携わる人は、高齢化が進んでおり、耕作放棄地が増えています。もし、農家の人が年金だけでなく、少しでも良いので小遣い程度のお金が欲しいというニーズがあるのであれば、色々とできる可能性があります。

 

新型コロナウィルスの影響が収束してからという前提になりますが、

・農業体験

・民泊

・農地の貸し出し

・農業のレクチャー

農業体験をさせたい親御さんは増えております。また、夏休みの自由研究には、良い材料となります。

 

これによって、観光客の需要を増やすことができれば、街での仕事も増えることになりますので、売家、売地を購入して、賃貸に貸し出せるような状況になるかもしれません。

 

現状では、賃貸で貸し出すことは難しいという状況です。

 

(6)国際教養大学

秋田空港の近くに県立中央公園があります。県立中央公園の前に国際教養大学があります。

国際教養大学は、

偏差値70

なので、なかなかレベルの高い大学であると言えます。

国際教養大学 (Google Mapより)

国際教養大学は、日本国内にある大学とはまったく異なる大学です。世界標準の国際教養教育を行うことを掲げている大学です。

1年間の留学が必須となっています。(現在、新型コロナウィルスの影響でそのような措置が取られているかどうかは不明です。)

1年間の留学は、語学留学ではなく、専門科目において、留学しなければなりません。したがって、日常英語ができれば良いというレベルではなく、議論、討論できるレベルにおいて、英語を使いこなさなければならないレベルが求められているということです。

遊んでいる東大生よりも優秀な人材になる可能性があります。

 

さて、国際教養大学には、寮があります。今回、国際教養大学の周辺に行くことによって、寮があることがわかり、寮の部屋数についても概ね確認することができました。ほとんどの学生が寮に住むことができそうです。

そして、国際教養大学では1年次に、寮生活が義務付けられています。多くの学生が、寮で生活を行っているようです。

ということは、国際教養大学の周辺にアパートを建築したとしても、国際教養大学の学生を取り込むことは難しいということになります。先生が住む可能性はあります。

 

国際教養大学に近い秋田空港で働く人向けにアパートを建築すると考えてみましょう。

秋田空港から秋田駅まで車で約30分です。

秋田駅は秋田市内のメインの場所ですから、秋田駅に近い場所を選ぶかもしれません。車社会ですので、約30分は運転しなかったとしても、約15分は運転しても良いと考える可能性はあります。

 

それでは、実際に秋田空港から車で約15分の場所はどのようになっているのでしょうか?

賃貸不動産だらけです。満室になっている物件と空室である物件の両方が混在しておりました。築年数は、様々なでした。築30年のものから築10年のものまでありました。秋田市の街にも出やすいところであり、駐車場もあり、都会ほどではないにせよ。生活に困ることはない地域であると考えられます。

ただし、正直、これ以上建築しても満室経営するには、難しいのではないかというくらい多くの賃貸不動産が建っておりました。

秋田空港-自宅-秋田駅という状況になれば、便利な状態です。

やはり、秋田空港周辺にアパートを建築することは、賃貸経営によほど自信がない限り手を出さないほうが良いと考えられます。

 

 

(7)秋田県全体

秋田県は、人口減少率が非常に高い地域になっています。統計データだけを確認しても実態が伴っておりませんでした。今回、物件の調査、地域の状況を調査することによって、統計データが信頼できる部分があることがわかりました。

 

そして、新型コロナウィルスの影響により、思った以上に経済に対して、影響が出ています。

・観光客が来ない

・飲食店に人が少ない

・お土産を買わない

・施設に入らない

・売家、売地が多い

 

新型コロナウィルスが収束したとした後も、経済的に非常に厳しい状態が続くことが予想されます。今までと同じやり方では、非常に厳しい状態が続くと考えられます。

一方で、不動産賃貸業に関わらず、飲食店などにおいても、今までとは異なり、コンセプトを持って、客単価をあげることができれば、新しい商売として、成り立つ可能性があります。

 

 

 

最後に、不動産的に珍しいものを見つけました。

・ラーメン屋さんで見つけた珍しいトイレ

日本では、ほとんどが水洗トイレになっています。ラーメン屋さんに入った時に珍しいトイレに遭遇しました。水洗トイレではありましたが、今時このタイプは見ません。私は、このタイプの水洗トイレをはじめてみました。

このタイプの水洗トイレは、壊れたら、修理する部品がないことが予想されるので、新しい水洗トイレに変える必要があります。

今回は、飲食店でしたので、壊れるまでそのままで良いかもしれませんが、賃貸不動産であれば、すぐに変えなければ、なかなか入居は見込めないでしょう。

 

認知症大家対策アドバイザー

大家の悩み解決アドバイザー

岡田文徳

 

参考:

道の駅 あきた港

http://www.selion-akita.com

 

国際教養大学

https://web.aiu.ac.jp

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