家族信託の件数

家族信託という場合、民事信託という場合、親愛信託という場合と様々な言い方があります。どれが正しいというわけではなく、どれも正しいということです。どの言い方が自分にとって、一番合うのかということだけです。

本コラムでは常々、家族信託という言葉を使っていますので、これからも家族信託という言葉でお伝えしていきます。

2018年において、公正証書における信託契約書の作成件数は、2,223件であったことを日本公証人連合会が公表しております。

公正証書遺言の件数は、110,471件でした。遺言書と信託契約書の件数を単純に比較すると、信託契約書は、遺言書の約1/50になります。まだまだ遺言書を書くことさえも行なっていないケースが多いことを考えると、家族信託の件数は、まだまだ多くないということがわかります。

信託契約書、遺言書ともに公正証書である必要はありませんので、実際の件数はもっと多いと考えられます。

 

件数ではなく、割合で確認してみたいと思います。一般社団法人家族信託普及協会のデータによると、

家族信託の相談件数は、

2017年を基準とした場合、2018年は約2.2倍に増えています。

2017年を基準とした場合、2019年は約3.5になるだろうと言われています。

一方で、

家族信託を組成した件数は、

2017年を基準とした場合、2018年は約2.5倍に増えています。

2017年を基準とした場合、2019年は約3.4になるだろうと言われています。

 

家族信託が注目されてから、明らかに件数が増えていることがわかります。まだまだ周知されていないものですので、家族信託が必要な方には伝わってほしいと考えております。

ただ、誰でも家族信託という方法があるわけではありません。家族信託はあくまでも方法の一つであり、場合によっては、家族信託が最良の方法ではないかもしれません。

 

認知症大家対策アドバイザー

岡田文徳

 

参考:

日本経済新聞2019/10/1 13:11

高齢者財産管理を家族に「民事信託」2223件 2018年

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50431400R01C19A0CR0000/

 

家族信託ファクトブック2019

一般社団法人家族信託普及協会

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