賃貸住宅フェアin 九州に行ってきました!

6/18,19に福岡で開催された賃貸住宅フェアin九州に行ってきました。賃貸住宅フェアは、全国賃貸住宅新聞社が1年のうちに福岡、東京、大阪、名古屋、他で行なっているものです。どの回に行っても聞くことができるセミナーがある一方で、その回でなければ、聞くことができないセミナーや地域に根出した企業のブースがあります。全国を回る者としては、おさえておきたいものです。

全国を回っていると、各地に知り合いができます。知り合いが多くなるにつれて、新たに様々な人をご紹介していただくこともあります。ご紹介いただくことによって、お互いの情報を交換することができます。九州の方とは、東京ではなかなかお会いしませんが、福岡ですとお会いする機会が増えます。九州の中でも、各県で特徴が異なりますので、お話を聞くだけで学ぶべきところが多く、東京にいると気づかないことが多くあります。九州の各県の位置は、わかっていても、各県内の市の位置はまったく把握しておりません。聞いたことがない市でも、県庁所在地の隣であったりします。

 

今回は、鹿児島県の人と交流することができました。鹿児島県は行ったことがないので、テレビ、インターネットで調べた情報しか持ち合わせていません。鹿児島県であれば、桜島があります。桜島からの灰により、洗濯物を外に干すことができないことは知っていると思います。

では、灰を処理する費用がいくらかかりますか?

これは地元の人でなければわかりません。

 

灰を捨てる専用のゴミ袋があるそうです。名前は市によって異なるようですが、集灰袋です。集灰袋は、市が配布しており、集灰袋に入れられた灰であれば、市が回収してくれるそうです。灰の掃除は、自分で行わなければなりませんが、シルバー人材などを活用することはできると思います。思った以上に費用がかからないということに気づきます。

参照:鹿児島市

灰ではありませんが、同じような状況として、雪があげられると思います。雪国では、毎日雪下ろし、雪かきをしなければなりません。敷地が広ければ、雪かきを人力だけで行うことは難しい状況です。人海戦術ならなんとかできると思っても、雪下ろし、雪かきをシルバー人材にお願いすることは、難しいでしょう。すると、家庭用の除雪機を使うことになります。家庭用の除雪機を動かすためには、エネルギーが必要です。そのエネルギーの費用は、大家さんが出さなければなりません。雪に関する費用がかかるわけです。

参考:楽天市場

だから、雪国の表面利回りは数字だけ見ると高く設定されています。雪に関する費用を見込むと、キャッシュフローが出ないこともザラです。

 

つまり、自分にとって、土地勘があるところであれば、問題ありませんが、土地勘がないところでは、その土地の人から生の情報を聞かなければ、わからないということです。

これらの情報を得るためには、自分から情報を取りに行くという姿勢が重要であると思います。当然、もらうだけでなく、自分からも提供できる情報は提供することは大前提です。自分にとって当たり前のことが、他人にとっては当たり前ではありません。鹿児島県の人にとっては、集灰袋は当たり前かもしれませんが、東京の人にとっては、そうだったのか?ということです。

人気があるところ、価格があがっているところ、値崩れしづらいところなど地元の人の方が圧倒的に有利です。

九州の各地から上海、台湾などの距離と東京都の距離を比べると、上海、台湾などの距離の方が近いです。東京は1年1回も行かないけれど、上海、台湾などには、1年に1回行くという人もいます。東京にいると、日本のことしか情報が入ってきませんが、福岡に来ることで、福岡県以外の九州の方に会うことできると、日本以外の情報も入ってきます。

多くの人をご紹介いただけた賜物であると思いますが、東京だけで仕事をしていると、井の中の蛙になることの危うさを感じた機会となりました。

賃貸住宅フェアin 九州や今回の出張において、皆さまにもお役に立ちそうな情報は次週からお伝えしていきたいと考えております。

認知症大家対策アドバイザー

岡田文徳

全国賃貸住宅新聞

https://www.zenchin.com

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